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熱中症

2022年06月11日

 

 

気温が高くなり、梅雨まじかで湿度が高くなるこれからの季節、

気を付けなければならないのが熱中症です。

熱中症は、晴れて暑い日だけでなく

曇りや雨の湿度の高い日、風が弱く、日差しが強い日になりやすいです。

特に、今の時期のように、体が暑さに慣れていない時が危険です。

今から、無理をしない程度に日常的に運動をし、徐々に体を暑さに慣らし、

バランスの良い食事をし、十分な睡眠を取って、

暑さに負けない体作りが大切です。

 

 

 

熱中症の症状

①めまい・たちくらみ・顔のほてり・一時的な失神

炎天下や暑い室内で、体温が上がると、

体にこもった熱を外に逃がして、体温を下げようと皮膚の血管が広がります。

すると血液は体の表面に溜まり、体の内側や脳への血流が減少します。

こうした血流や血圧の変化が生じることで、

顔面から血の気が失せ、めまい・立ちくらみ・一時的な失神の症状につながります。

脳への血流が損なわれるために、一時的に気を失い、突然バタンと倒れることもあります。

②筋肉痛や筋肉のけいれん

大量に汗をかくと、体内から水分だけでなく、塩分も失われます。

この時、水分だけを補給して塩分を補給しなかったら

血液中の塩分濃度が下がり

手足の筋肉の収縮が起こり、熱けいれんがおこります。

*手足の筋肉がピクピクする

*足がつる

*手足のしびれを感じる

③体のだるさ・吐き気・頭痛

④汗のかきかたがおかしい

ふいても、ふいても汗が出る。もしくは、まったく汗をかかない。など、汗のかきかたに異常がある

⑤体温が高い。皮膚の異常

体温が高くて、皮膚を触るととても熱い。皮膚が赤くかわいている。

大量の汗をかき、体内の水分が失われると、それ以上汗をかくことができなくなり、

体温が上がっていきます。

熱中症により、体温が上昇する状況は、

汗をかくことによる体温調節機能が失われているため

生命の危機的ラインとされる体温42℃を超える高熱につながります。

⑥呼びかけに反応しない。まっすぐに歩けない

⑦水分が飲めない

 

 予防・対策

*水分をこまめにとる

*塩分を程ほどにとる

*気温と湿度を気にして、エアコン・扇風機を適切に使う

*衣類は通気性の良い生地で、下着は吸収性や速乾性のものを

*外では、帽子・日傘

*冷却グッズを身につける

 

「日本気象協会」参照しました

 

 

 

東洋医学では熱中症には、「牛黄」をつかいます。

牛黄は清熱の効果を持つ芳香開きょう薬で、

中国では、高熱や熱病による意識障害、けいれんなどにも用いられます。

牛黄は熱中症によって体内にこもった熱の放散を促し、

さらに、

低下した脳の血流を改善することで

頭がボーッとしたり意識障害が起きた時

あるいは、その予防に効果が期待できます。

 

本格的な夏になり、暑さに身体が慣れていき

体温調節機能が働くようになればいいのですが

まだ、暑さに慣れていない今の時期の、

高温多湿は、熱中症に注意が必要です。