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おっぱい・・・卒乳・断乳

2013年12月09日

第6回「ママの休憩室」で、助産師さんに、母乳育児の終わり方(卒乳・断乳)について、お話ししていただきました。

「おっぱい」の意味

    おっぱい(母乳育児)は本来、母乳のことだけをさすのではなく、お母さんに抱き上げてもらう体の感覚、やわらかな肌触り、心地よい安心感、優しい声、噴射する乳汁が口にあたる感触や快感など・・・すべてが「おっぱい」です。

   赤ちゃんの体を成長させる栄養としての役割と赤ちゃんの心を育んでいく心理的役割があります。

 

おっぱいを長く続ける利点

<子供にとっての利点>

  • あごの発達、脳の発達を促す。
  • 病気にかかりにくい。
  • 病気の時にも適した栄養
  • ふれあいによる精神的安定

<お母さんにとっての利点>

  • スキンシップにより、ゆったりとした時間をすごせる。
  • 子供が安心するため、落ち着いて育児をしやすい。

 

「卒乳」・「断乳」の言葉の違いについて。

*「卒乳」・・・赤ちゃんが大きくなって、自然とおっぱいを必要としなくなり、赤ちゃんの方から離れていくこと。

*「断乳」・・・親が時期を決めておっぱいをやめること。

 

 

「卒乳」の仕方

子供が自然におっぱいから離れていくのを待ちます。親のほうから特別な働きがけはしません。

 卒乳は、母子の組み合わせによってさまざまで、時期もいろいろです。

(周囲の人々の声に惑わされる必要はありません)

 

「断乳」の仕方

断乳時期の目安

  • 子供側・・立って一人歩きが出来る。一日3回の食事が出来る。話し言葉がある程度理解出来る。
  • お母さん側・・体調が良い。おっぱいのトラブルが無い。母乳育児への満足感がある。家族の協力がある方がよい。

 

一般的なスケジュール

<準備>

  • 断乳の日を決める
  • もっておっぱいとさよならすることを子供に話しておく
  • コップやストローを使って水分が獲れるようにしておく

<当日~3日目>

  • 朝起きて「おっぱいバイバイね」と言い聞かせながら母乳をしっかり飲ませる
  • 飲み終わったら子供におっぱいバイバイをさせてその後一切飲ませない。
  • 子供と十分遊ぶ
  • 食事はいつもどおり与えて、水分も十分に与える。
  • おっぱいが張って痛みが強い時は、軽く搾る(1日3回くらいまで)
  • 子供がおっぱいを欲しがって泣いても断乳すると決めたら与えない(泣いたら貰えると思うから)

<4日目>

  • すっきりするまでおっぱいを搾る。
  • 詰まっている所は無いか、かたい所は無いかチェックする。

<11日目>

  • 再度すっきり搾る。量も減り、おっぱいの張りもずいぶんやわらいでいます。

<それ以降は>

  • なるべくおっぱいには触れない(張ってつらい時は軽く搾る)

 

以上ですが、個人差はかなりあります。

大体の参考だけにしてください。