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母乳のカロチノイド含量を高め 赤ちゃんの健康に

2014年07月26日

母乳育児の大切さ

母乳は、赤ちゃんにとって、病気にかかりにくくし、栄養バランスと消化が良く、正常な腸内細菌を増やし、ミルクアレルギーを起こしにくくするなどの多くの利点が有ります。

お母さんにとっても、乳首を吸われることにより分泌するオキシトシンというホルモンが産後の回復を助けます。

また、母乳育児での、お母さんと赤ちゃんのスキンシップは、お互いに情緒的に安定させます。

 

母乳に含まれるカロチノイドの役割

母乳には、βーカロチン、ルテイン、ゼアキサンチン、βークリプトキサンチン、リコペンなどの多種類のカロチノイドが含まれています。

βーカロチンは新生児にとってビタミンAの供給源。

ルテインとゼアキサンチンは新生児の目の発達に寄与します。血清ゼアキサンチン濃度の高い母親から生まれた新生児は、網膜の一番後ろにあって物を見るときに重要な役割をする黄斑の発達が優れています。

新生児は、酸化ストレスの悪影響を受けやすいけれど、母乳に含まれるカロチノイドは、抗酸化作用があり、赤ちゃんの健康に寄与する役割が明らかになってきました。

 

バイオリンクは母乳のカロチノイド含量を高める

バイオリンクは、ルテイン、ゼアキサンチン、βーカロチンなどを豊富に含み、これらのカロチノイドの利用率が優れていることはヒト試験によって明らかになっています。お母さんが、バイオリンクを食べることにより、母体のカロチノイド濃度が高まり、母乳のカロチノイド濃度が高まります。

妊婦がバイオリンクを食べることによって、母乳を通じて新生児の健康に寄与することが期待できます。