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【卵子の老化 AMH値】

2017年05月22日

女性は誕生した時には、

既に一生分の原始卵胞(卵子のもとになる細胞)を

約700万個卵巣の中に持って生まれてきます。

加齢とともに原始卵胞は減っていき、

思春期には20~40万個まで減っています。

月1回の排卵に

20歳代で 約1000個の原始卵胞の中で、1個の卵子

30歳代で 約 500個の原始卵胞の中で、1個の卵子

35歳代で 約 100個の原始卵胞の中で、1個の卵子

40歳代で 約  10個の原始卵胞の中で、1個の卵子

が育ち、残りの多くの原始卵胞は成熟しないで消失してしまいます。

 

AMH(抗ミュラー管ホルモン)

卵巣の中にある、これから育っていく卵胞(前胞状卵胞・初期胞状卵胞)

から分泌されるホルモンです。

AMH検査は

「卵巣の中に、これから育つ卵胞がどれくらい残っているか?」を調べるもので、

卵巣年齢の目安とします。

AMH値が高いと、これから育つ卵胞が卵巣内にまだまだ沢山有る状態で、

AMH値が低いと卵胞が少なくなってきている状態です。

 

AMH値が低いから・・・と、悲観しないでください。

AMH値(卵巣内のこれから育つ卵胞の数)と

卵子の質や妊娠力とは、

一緒とはかぎりません。

残っている卵胞の数が少なくなってきたなら、

1回1回の排卵を大切にしてください。

赤ちゃんは、一つの良い卵子が育てばいいのです。

卵子が育つのに良い環境作り、

妊娠しやすいからだ作りをして、

卵子の質を高めてください。

良い母体作りをして、素晴らしい卵子を育ててくださいね。

 

妊娠力アップのために

・身体を冷やさない。特にお腹は温める

・運動不足にならない。ウォーキング等々する

・早寝早起き。

・バランスの良い食事。和食がおすすめ。

・男女共に禁煙

・おへその温灸で、冷え解消する