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【高齢の不妊治療は、「妊娠しやすい身体づくり」が大切です。】

2017年06月06日

 

厚生労働省より平成26年度の高齢出産のうちで、

母親の年齢別出生数のデータが公表されました。

・50歳以上の出生数・・・・・58名

・45歳~49歳の出生数・・・1214名

・40歳~44歳の出生数・・・49606名

(厚生労働省のホームページより)

 

一方、日本産婦人科学会ARTデータBOOKで、

平成26年度のART治療(高度生殖医療・・・体外受精や顕微授精など)

による出生数(生産周期数)が発表されています。

・50歳以上の出生数・・・・・4名

・45歳~49歳の出生数・・・122名

・40歳~44歳の出生数・・・7667名

(日本産婦人科学会ARTデータBOOKより転記)

 

以上の、厚生労働省の発表データと日本産婦人科学会の発表データから

全出生数からART治療(体外受精や顕微授精など)での出生数を引くと、

自然妊娠の人数がわかります。

・50歳以上

自然出数・・・54名

自然出生率・・・93.1%

・45歳~49歳

自然出生数・・・1092名

自然出生率・・・89.9%

・40歳~44歳

自然出生数・・・41939名

自然出生率・・・85.0%

と、なってます。

ほとんどが、自然妊娠であることが分かります。

 

卵子の老化が話題になり、

女性の年齢が高くなるにつれて

赤ちゃんが出来にくくなると言われています。

年齢が高い方の不妊治療というと、

体外受精や顕微授精などをされる方が多いと思いますが、

体外受精や顕微授精だけに頼らずに、

併用して生活習慣や食生活を改善して、

漢方やサプリメント、温灸などの東洋医学も取り入れ

「妊娠しやすい身体づくり」をする事が大切です。

妊娠しやすい身体づくりをすることで、

妊娠力を上げると、自然妊娠することも可能である

ことが裏付けられたデータだと思います。

卵子の老化を防止するには、

生活習慣や食生活を改善する事が第一です。

睡眠や運動、お腹を冷やさないなどの生活習慣、

ビタミン・ミネラル摂取や栄養バランスの良い食事など、

健康的な生活を送るように心がけてください。