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食 地元のものを食べましょう

2013年06月01日

住んでいる土地でできたものを食べましょう。

「地産地消」とは中医学の食の考え方です。

寒い土地では体を温めるものが採れ、暑い土地では体を冷やすものが採れます。人間も自然の一部ですから、寒い地域で暮らす人は体を温めるものを、暖かい地域で暮らす人は体を冷やすものを常食すると、環境に調和でき健康でいられるという考えです。

暖かい沖縄のゴーヤチャンプルは体を冷やすゴーヤや豆腐で作られる郷土料理です。一方、寒い北海道では体を温める鮭や根菜類を使った石狩鍋が郷土料理です。

大切なことは、その土地によって体に合った食べ物は違うということです。どんなに体によい料理でも、違う地域に住む人にとっては、体によい料理にはならないということです。

また、国産品がいいといいますが、確かに国産品のほうが栄養成分の含有量は高いのです。輸入のブロッコリーに含まれるビタミンC の含有量を調べると、アメリカ・オーストラリア産は少ないです。原因は輸送にかかる時間です。オーストラリアから日本に届くのには約一ヶ月もかかります。野菜の栄養成分は収穫した時から減少していきますから、日本に届くまでに少なくなってしまうのです。また、一ヶ月以上も新鮮な状態で維持するためには、農薬の使用も心配です。